ハーレーのユーザー車検は格安になるのか?
排気量が250cc以下のバイクは車検の必要はありませんが、ハーレーはほとんどが750cc以上のため車検が必要です。車検には大きくディーラー車検とユーザー車検があります。ディーラー車検はバイクメーカーの販売店や、バイクを買ったショップなどに依頼する車検です。自身のやることは予約を入れて、その日にバイクと必要書類を持っていくだけです。あとはバイクの専門家が、車検に必要な整備や手続きを行ってくれます。 ユーザー車検とは自身でバイクを陸運局まで持っていき、手続きや検査をしてもらう車検です。ディーラー車検と比べて整備料や代行手数料がかからない分、格安でできます。
車検を通すためには点検・整備が必要となり、整備工場に依頼してもディーラー車検に比べると安く済むことが多いです。ユーザー車検を行う場合に必要な書類は、手元にある書類は車検証と自動車納税証明書、自賠責保険証です。また、準備するべき書類には、検査場でもらえる書類として自動車検査票(継続用)と自動車重量税納付書、継続検査申請書に自賠責保険証があります。検査場でもらえない書類で事前に準備する書類が点検整備記録簿で、バイクに備え付けの用紙も利用可能です。
ユーザー車検を行う流れについては、まずは定期点検と整備を済ませて点検整備記録簿を作成します。自分でできない場合は、整備工場に依頼するとよいでしょう。次に、陸運局自体が平日にしか開いていないため平日に休みを取り、その日を車検日として予約します。予約なしでもできますが陸運局では予約した人から順番に進められるため、混んでいる日だと受けられない可能性もあり、予約したほうが確実です。
また、整備点検を自分で行った場合は、車検自体の予約に加えて陸運局の近くにある光軸調整の整備工場への予約をおすすめします。車検で不合格になる確率が高いのが、光軸のズレによってです。多くは朝の7時ごろから営業し予約も不可ですが、確認しておくと安心です。
そして、書類を揃えて当日陸運局へ行き手続きをして検査を受けます。前述したとおり陸運局は土日祝日が休みなので平日に休日が取れない場合は、ユーザー車検はできないと考えたほうがよいです。
ユーザー車検はディーラー車検に比べて安く済みますが、バイクに詳しくないと点検や手続きなどに苦労しますので、自分に合った車検方法を選びましょう。ちなみにバイクの状態などによって変動しますが、ディーラー車検の相場は4万円から7万円、ユーザー車検では3万程度となっています。